白い砂浜

7月の祝日といったら海の日ですよね。
海の日に海開きが開催される海水浴場も結構多いですよね。
しかし海の日の由来ってどんなことなのでしょうか。
あまり海の日というからには何かしら海に関することが由来となっているのかなと想像できます。
しかし詳しくは知りません。


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海の日の由来について調べてみると知らないことがたくさんありました。
海の日の由来には船と関係があったんです。
海と船というと大冒険を想像しますね。
海の日はいつからあるのかについても調べてみました。
大人も知らない人が多いですが子供も知らないと思うので聞かれた簡単に説明できるようにしておくのもいいと思います。

 

海の日の由来は船と関係があった

青い海の波

海の日の由来ってどんなことなのかご存知でしょうか。
海の日から海に入って海水浴をしてもいいよという日と思っている人もいるでしょう。
もしくは夏になって暑くなってくるから疲れを取るために祝日にしていると思っている人もいるかもしれません。

 

あまり海の日の由来って知られていないんですよね。
私もつい先日まで海の日ってなんのために祝日になっているのだろうと思っていました。
そこで調べてみたらどうやら海の日の由来は船に関係しているようなんです。

 

祝日については国民の祝日に関する法律で定められています。
祝日法の海の日については以下のように定められています。

「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。」

 

日本は海に囲まれた島国ですよね。
海の恩恵に預かっているので感謝しましょうという祝日になります。
確かに日本食には海鮮の食材も多く使われますし食を考えただけでも海には感謝しなくてはいけませんね。

 

しかし海の日の由来についてはこれではわかりません。
国土交通省のHPに海の日の由来について記載がありました。

 

明治9年に明治天皇が東北地方を巡幸された帰途、燈台巡視船汽船「明治丸」で青森から函館経由で7月20日に無事横浜港にご帰着された日を祝う「海の記念日」に由来する日です。

 

なるほど。
明治天皇が船で巡幸されて無事に横浜港に戻ってきたことを記念して作られた海の記念日が由来なんですね。
ちなみに巡幸というのは天皇が各地を見回って歩くことのことをいいます。

 

でもなんで明治天皇が船で東北を見回ったことが記念日となり現在の海の日として祝日になっているのか疑問ですね。
確かに当時は東北まで船で行くのは大変なことだったでしょう。
しかし無事に戻ってきたことで祝日になるというのも不思議に思います。

 

現在も天皇は日本各地に見回りに行ったりしていますよね。
しかし海の日のように祝日となっているということはありません。

 

海の日となった由来ですが明治天皇がこれまで乗っていた船と違っていたんです。
これまで明治天皇が巡幸する際に乗船していたのは軍艦になります。
しかし明治9年に明治天皇が東北巡幸されたときの船は灯台巡視船の明治丸だったんです。

 

灯台巡視船はその名の通り灯台のメンテナンスを行うための船です。
明治丸は日本がイギリスに発注して作った船で当時は日本で最も優秀な船とされていました。

 

明治丸は灯台巡視船がメインですが他の用途にも使われています。
それが明治天皇が乗る御召し船という役割ですね。

 

灯台巡視船の明治丸に乗って明治天皇が巡幸し無事に横浜港に帰着したということで海の記念日となりました。
そして海の記念日が海の日として祝日になったということです。
明治天皇が新たな歴史を作った日ということになりますね。

 

海の日は日本だけでなく他の国にもあるようです。
しかし海の日が祝日となっているのは日本だけみたいなんですよね。
海に囲まれた国なのでそれだけ大切にしているということもできるかもしれませんね。

 

ちなみに明治丸と船に名付けたのは当時の内閣総理大臣である伊藤博文だったようです。
現在も東京海洋大学越中島キャンパスに現在も明治丸は展示されています。
入場も無料なので海の日の由来となった船の明治丸を見に行くのもいいかもしれませんね。

 


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海の日はいつからある?

電球の中のはてなマーク

海の日はいつからあるのかも気になるところです。
若い年代の人は気がついた時には海の日があったという人もいると思います。
しかしいつの間にか海の日ができていたなと思っている人もいるでしょう。

 

海の日ができてからは意外にもそこまで長くはありません。
海の日がいつからあるかというと1996年(平成8年)からになります。

 

海の日になる前は海の記念日でした。
海の記念日ができたのは1941年のことです。
明治天皇が明治丸に乗って巡幸したのが1876年のことなので海の記念日が制定されるまでは結構時間があったということになりますね。

 

海の日は海の記念日が7月20日だったためにできた当時は7月20日でした。
いまでも海の日は7月20日と思っている人もいると思います。
しかし2003年にハッピーマンデー制度が始まってからは海の日は7月の第3月曜日となっています。

 

個人的には海の日というと7月20日のイメージが強いんですけどね。
どちらがいいのかというのは意見が分かれる部分でもあると思います。
しかしハッピーマンデーであれば土曜日に海の日が重ならないので確実に3連休になるので現行の方がいいかもしれません。
3連休の方が外出したり旅行に行ったりはしやすいですよね。

 

とはいえ海の日の由来を考えると7月20日が正しいですからね。
現在では海の日の日付が変動するので元々の海の日の由来を知っておいた方がいいような気がしますね。
子供にも海の日の由来を説明しておくのがいいかもしれません。

 

現在はハッピーマンデーで連休にする祝日も多いですが今後は改正される可能性もあります。
海の日は記念日が元となる祝日ですからね。
にも関わらず他の日にしてしまうのはどうなのという意見も多くあります。

 

2016年から山の日もできましたよね。
海の日と山の日の次の祝日についても気になるところです。

 

海の日に梅雨明けや海開き

砂浜とサングラスと帽子

海の日というとちょうど真夏に切り替わる時期ですよね。
梅雨明けや海開きが海の日の前後になるのかなと思います。
夏の暑さが苦手な私にとってはなんとも言えない時期になります。

 

関東や関西だとちょうど海の日の前後に梅雨明けとなります。
梅雨の時期は年によって変わりますが大体梅雨が明けて本格的な夏になる頃です。
気温も30度を超える日が続くころですね。

 

海開きも海の日の前後に開催されることが多いです。
もちろん海水浴場によっていつ海開きが開催されるかは変わってきます。
しかし海の日の2日前の土曜日に海開きをする海水浴場も多いのかなと思います。

 

海の日が海開きをする日と思っている人もいますが全然関係ありませんからね。
海開きは場所によって日付はバラバラです。
暖かい地方ではもっと早く海開きをやりますし寒い地域だともう少し遅い場所もあります。
同じ地域でも海水浴場によって海開きの日程は変わってきます。

 

海の日になったら夏本番と考えていいでしょう。
毎年、熱中症などのニュースがありますが他人事ではありませんからね。
水分補給をしっかりして倒れないように準備しましょう。

 

私は暑いのが苦手なんですよね。
しっかりと準備をしないと倒れてしまいそうな気がします。
海の日を境に気合を入れなくてはいけませんね。

 

海のレジャーが好きな人は海の日以降に本番を迎えますね。
早い人は海の日ぐらいから夏休みを取得し旅行に行くという人もいるでしょう。
お盆に夏休みを取るのもいいのですが早めの方が混雑を避けられますからね。

 

ただ年によってはまだ海の日近辺に海に入るのは肌寒い日もあるので注意が必要です。
梅雨が長引くということもありますからね。
台風も接近し始める時期でもあるので天候や気温には気をつけましょう。

 

まとめ

海の日の由来は船と関係がありました。
明治天皇が明治丸の船にのって巡幸し横浜港に帰着したことを記念した日です。
元々は海の記念日でしたが現在は海の日となっています。

 

海の日はいつからあるのかというと1996年からです。
7月20日が海の日として祝日になりましたが現在はハッピーマンデー制度により7月の第3月曜日となっています。
海の日の祝日はそこまで昔からあるというわけでもないんですね。

 

海の日の近辺では梅雨明けや海開きが開催されます。
本格的な夏になるという感じがしますね。
子供の夏休みが始まるのも海の日の2日前の土曜日からという場合が多いと思います。

 

海の日の由来について調べてみましたが個人的には驚きでした。
海の日が船と関係していたなんて思ってもいませんでした。
明治天皇が新たな歴史を作った日でもあるんですね。

 

子供に海の日って何の日か聞かれたら簡単に説明してあげましょう。
大人でも知らない人が多いと思うのでそれとなくうんちくを披露するのもいいかもしれませんね。


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