大雨の街

雨や台風の多い時期に気象庁から発表されることが多い警報と注意報です。
警報と注意報の違いってご存知でしょうか。
どちらの方が危険なのかを知っておくのも大事なことです。
雨も大したことないなと思っていても急に大雨になることもありますからね。
これを知っているとどのぐらいの危険度なのかがすぐに判断できます。


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テレビを見ていたら大雨注意報とかが表示されることがありますよね。
さっきまでは注意報だったのに今度は大雨警報になったという経験がある人も多いでしょう。
警報と注意報の違いや種類を知っておきましょう。
特別警報やエリアメールについても紹介しますね。
警報や注意報や特別警報が発表される前に日頃から備えておくのがいいでしょう。

 

警報と注意報の違いとは

雷

 

気象庁は大雨などの災害が起こる可能性があるときに警報や注意報を発表します。
警報と注意報があるのは知っているけどどのような違いがあるのか明確にわからない人も多いです。
ここでは警報と注意報の違いについて説明します。

 

以下が警報と注意報の違いです。

  • 注意報:災害が起こるおそれのあるとき
  • 警報:重大な災害が起こるおそれのあるとき

 

2013年8月30日からは注意報や警報のさらに上である特別警報の運用が開始されています。
すでに特別警報が発表されてことがある地域も存在します。

特別警報はかなり危険な状態の時に発表されます。

  • 特別警報:重大な災害が起こるおそれが著しく大きい

 

この様に現在は3段階で運用されています。
危険度は以下の通りです。

 

特別警報 > 警報 > 注意報

 

特別警報は大災害が起こるおそれがあるときに発表される日本における最大限の警戒を呼びかけるものとなります。
これまで経験した事のないような事態になるおそれがあるということです。
命を守る行動が必要になります。

 

特別警報が発表された場合はすぐに避難することができる状態にしておくのがいいでしょう。
各自治体の指示にしたがって避難しましょう。
それほど危険な状態ということです。

 

しかし警報や注意報も甘く見てはいけません。
警報や注意報だとしても災害が起こるおそれがあるのには変わりがないからです。
警報や注意報が発表された時も逃げる準備が必要です。

 


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注意報、警報、特別警報の種類

道路に跳ね返る雨

 

注意報と警報と特別警報で発表される種類が異なってきます。
注意報にはあるけど警報にはないという種類もあります。
それぞれ現象や災害の種類は以下になります。

 

注意報の種類

  • 大雨
  • 洪水
  • 強風
  • 風雪
  • 大雪
  • 波浪
  • 高潮
  • 融雪
  • 濃霧
  • 乾燥
  • なだれ
  • 低温
  • 着氷
  • 着雪

 

警報の種類

  • 大雨
  • 洪水
  • 暴風
  • 暴風雪
  • 大雪
  • 波浪
  • 高潮

 

特別警報の種類

  • 大雨
  • 暴風
  • 暴風雪
  • 大雪
  • 波浪
  • 高潮

 

現時点では上記のように注意報は16種類、警報は7種類、特別警報は6種類あります。
他にも地震や津波、噴火に関しては特別警報と同レベルの警戒があります。

 

以下が特別警報と同レベルの警報です。

  • 津波:大津波警報(津波の高さ3mを超える予想)
  • 噴火:噴火警報(居住地域)、噴火警戒レベル4以上
  • 地震:緊急地震速報(震度6弱以上)

 

注意報や警報レベルでも身構える必要があります。
普段とは違う状況になっているということですからね。
思ってもみなかった災害が身近に迫ってきているということになります。

 

特別警報が発表された時は命の危険が迫っているということです。
もしかすると時間があまりないかもしれません。
日頃から災害に備えて準備しておく必要があるでしょう。

 

私が初めて特別警報を体験したのは京都に旅行に行っているときでした。
特別警報の運用が開始されたのは2013年8月30日ですが一番最初に使われたのは京都での大雨でした。
エリアメールが突然鳴り響いたので驚いたのを記憶しています。
まさか旅行先で初めての特別警報に遭遇するとは思っていませんでした。

 

この時の京都での大雨の記憶がある人もいると思います。
京都の渡月橋がものすごい濁流となりました。
近くのお店も浸水しましたからね。

 

このように特別警報が発表されたらかなり危険な状態と言えます。
注意報や警報の段階でも災害が発生する可能性がありますが特別警報は本当に危険です。
各自治体の指示に従って避難する場合は避難しましょう。

 

特別警報が発表された場合

注意マーク

 

注意報や警報が発表された時点で各自治体から指示があった場合は指示に従いましょう。
しかし注意報や警報ではあまり指示が出ることはありません。
避難する準備を自分で行いましょう。

 

特別警報が発表された時は要注意です。
特別警報が発表されたということはただちに命を守る行動をする必要があります。
それほど危険が迫ってきているということです。

 

特別警報が発表された場合は各自治体からの指示に従います。
各地域に指定の避難所があるので避難しましょう。
避難所はどこなのか日頃から確認しておくのがいいでしょう。
いざという時はパニックになって調べることも困難になりますからね。

 

外出することが困難な場合は無理に家の中から外に出ない様にし安全なところにいましょう。
窓の近くは危険と言われています。
室内でも窓の近くではなく窓から離れた場所に身をおくのがいいでしょう。

 

外出中に特別警報が発表されたら室内に入り不要な外出は避けて下さい。
できるだけ大きく頑丈な建物に入るのがいいとされています。
自治体からの指示や施設からの指示に従うようにしましょう。

 

携帯・スマホのエリアメール

スマホ

 

テレビを見れたりラジオを聞ける環境の時なら注意報や警報、特別警報が発表された時に対応できます。
しかし外出中などの場合は注意報や警報が出ていても気がつかない場合もありますよね。
そんな時に便利なのがエリアメールです。

 

携帯やスマホはほとんどの人が持っていると思います。
各携帯会社はエリアメールを配信しています。
エリアメールなら緊急地震速報や避難指示などの災害避難情報を受信することができます。

 

しかしエリアメールの設定がされていない携帯やスマホでは受信できません。
なにかあったときのためにエリアメールの設定は確認しておきましょう。

 

エリアメールの設定がわからない場合は分かる人に聞いてきちんと設定しておく必要があります。
各携帯会社のHPでもエリアメールの設定について解説してくれています。
近くの携帯ショップの店員さんに聞いても丁寧に教えてくれます。

 

携帯やスマホを機種変更した時は確実にエリアメールの確認をする必要があります。
基本的にドコモやAUやソフトバンクなどのキャリアの携帯やスマホであれば最初から設定されているはずです。
確認はして自分で設定を変更したり削除などはしないようにしてください。

 

最近は格安SIMでスマホを使っている人も増えてきました。
格安SIMを用い海外のスマホを使っている場合は端末によってエリアメールが届かない可能性もあるようです。
そんな時はなにか災害が起こった時にプッシュ通知してくれるアプリがあるのでインストールしておくのがいいでしょう。

 

まとめ

警報と注意報の違いや種類についてでした。
警報と注意報は昔からありますが違いがわからなかったり、どちらのほうが危険度が高いのか知らない人もいたと思います。
警報も注意報が発表されたら普段とは違って危険が近づいているという意識は持っておきましょう。

 

注意報や警報のさらに上のレベルに特別警報も設定され運用されています。
特別警報が発表された場合は命を守る行動をする必要があります。
自分は大丈夫と軽く見る事のないようにしましょう。

 

携帯やスマホが普及しているため外出中でもエリアメールで災害情報を受信することも可能です。
しかしエリアメールの設定をしていないと意味がありません。
きちんとエリアメールが設定されているか確認しましょう。

 

災害はいつやってくるかわかりません。
自分には関係ないと思っているといざという時に行動ができなくなります。
事前に防災グッズなどを用意しておいたほうがいいですね。
防災グッズもかなり便利なものがあるのでこの機会に準備しておきましょう。


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