木になっているゆず

ゆず湯って体も暖まりますし匂いもいいので気持ちいいですよね。
ゆずをお風呂に浮かべてゆず湯に入ったことがあるという人も多いでしょう。
でもタイミングを忘れてしまうとなかなか入らないものです。
家にゆずがあるときはいつゆず湯に入入っても問題ありません。
しかしゆず湯に入るといいとされている日があります。


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子供の時に母親や父親に言われてゆず湯に入ったことがある人もいるでしょう。
いつものお風呂と違うのでなんだか特別な感じがするんですよね。
ゆずを何個も湯船に浮かべるなんてちょっとした贅沢です。
ゆず湯はなんといっても香りがいいですよね。
リラックスできる感じがします。

 

ゆず湯はいつ入るのがいいとされているのでしょうか。
ゆず湯のやり方や効能や効果についても紹介します。
赤ちゃんや妊娠中の妊婦はゆず湯に入る時に注意することがあります。

 

ゆず湯はいつ入る?

桶に入ったゆずと温泉

ゆずがたくさん手に入ったという時にはいつでもゆず湯に入っても問題ありません。
しかしゆず湯に入るのに適している日があるんです。
ゆず湯はいつに入ればいいのでしょうか。

 

ゆず湯にいつ入ればいいのかというと冬至です。
冬至は毎年12月21日か22日に多いのですが年によって変わります。
2017年から2020年までの冬至の日は以下になります。

 

  • 2017:12月22日
  • 2018:12月22日
  • 2019:12月22日
  • 2020:12月21日

 

2027年までは冬至の日は上記の周期になります。
4年に1度12月21日になります。
2028年からはまた周期が変わるので注意してくださいね。

 

冬至がなんの日かというと1年で最も日照時間が短い日です。
冬至には太陽の力が一番弱まる日と言われています。
日照時間が短いですから太陽の力が弱まるというのも納得できますね。

 

冬至の次の日からは徐々に日照時間が長くなり夏至に最大になります。
つまりこれからどんどん太陽の力が強くなるとも言えます。
冬至の日を境にどんどん運気が上昇していくと言われているんです。
これを一陽来復(いちようらいふく)といいます。

 

ではなぜ冬至にゆず湯に入るといいと言われているのかです。
ゆず=融通や冬至=湯治という語呂合わせでゆず湯に入るのがいいとも言われることがあります。
しかし一陽来復のために身を清めるためにゆず湯に入るというのが昔からの風習です。

 

ゆずはいい匂いがしますし香りも強いですよね。
このゆず湯の香りが邪気を追い払って近づけなくすると言われているんです。

 

子供の頃にゆず湯に入ったのはいつだったかなーと忘れてしまっていた人も多いでしょう。
ゆず湯に入るのはいつかというと冬至だったんです。
ゆずが家にいっぱいある人は冬至だけでなくてもいいのですが冬至にはゆずを買ってきてゆず湯に入るのがいいでしょう。

 


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ゆず湯のやり方

たくさんのゆず

ゆず湯のやり方ってどのようにすればいいのでしょうか。
基本的にはゆず湯のやり方はお風呂にゆずを浮かべるだけでいいんです。
簡単ですよね。

 

ゆずのかずは1つや2つではちょっと少ないです。
さすがに1つや2つのゆずの量だと香りもほとんどしませんからね。
できれば5個ぐらいはゆずを入れてゆず湯を楽しんだほうがいいでしょう。

 

普通にゆずを浮かべただけのゆず湯ではあんまり匂いがしないという人もいるでしょう。
そういう人には以下の香りを強くするゆず湯のやり方を参考にしてみて下さい。

 

  • ゆずを4等分などに切る
  • ゆずに切れ込みを入れる
  • ゆずの皮を数か所削る
  • ゆずを絞ってゆず湯に入れる

 

上記の様にするとかなりゆずの匂いが強くなります。
自分の好みになるように調整してください。

 

まるごとゆずを入れてゆず湯にするときは問題ないのですが、ゆずをカットしたり絞ったりするときはカスや種が出てしまいます。
そういう時はガーゼやネットにゆずを入れましょう。
ガーゼやネットでゆずを包めばゆず湯の後片付けも楽にできます。

 

ゆず湯の効能や効果

ゆず湯に入っている猿の親子

昔からゆず湯にはいる習慣があるということはゆず湯にはすごい効能や効果があるはずです。
ゆず湯が体に良くないとなるとさすがに現代まで残っていないでしょう。

 

実はゆず湯には素晴らしい効能や効果が多くあるんです。
以下がゆず湯の効能と効果になります。
これほどまでゆず湯に効能や効果があると冬至以外でも入りたくなりますね。

 

以下がゆず湯の効能や効果になります。

 

体を暖める

血中にはノルアドレナリンという物質があります。
ゆず湯はこのノルアドレナリンの濃度を普通のお風呂より上げてくれるんです。
その差は約4倍と言われています。

 

ゆず湯に入ることにより結構がよくなり血液循環も良くなります。
そうすると体を芯から温めてくれるんです。
ゆず湯は体を暖めるので寒い冬にはピッタリの効能ですね。

 

風邪予防

ゆず湯に入ると血行が良くなって暖まります。
そうなると結果的に風邪予防にもなるんです。
体の体温が下がると風邪を引きやすい状態になりますからね。

 

冬には毎年風邪を引いてしまうという人もいるでしょう。
そういう人はゆず湯に入ってみましょう。
普段お風呂に普通に入るよりもぽかぽかと暖かく感じるはずです。
ゆず湯は風邪予防の効能もあります。

 

美肌

ゆずの果汁や皮にはビタミンCやクエン酸が豊富に含まれています。
特に注目したいのはビタミンCです。
柑橘類にビタミンCが多く含まれていることはご存知のここと思いますが、ゆずに含まれるビタミンCは柑橘類の中でもトップクラスなんです。

 

乾燥肌の人や最近歳が肌に表れてきたという人はゆず湯に浸かると肌の調子が良くなることがあります。
ゆず湯は美肌効果の効能も期待できちゃいます。

 

肩こり解消

ゆず湯に入ると血行が良くなるのは上述した通りです。
肩こりの原因は血行不良が主な原因となります。
ということはゆず湯にはいると肩こりも解消されることが期待できます。

 

家事や育児をしているとどうしても肩がこってしまうんですよね。
仕事でパソコンなどをよく使う人も肩こりの場合が多いでしょう。
自分では肩こりという自覚がない場合でもすごい肩が凝っている場合もあります。
ゆず湯に入れば肩こりを解消できる効果も期待できます。

 

ダイエット

ゆず湯はダイエット効果も期待できます。
ゆず湯に入るのは血行がよくなるというのはわかってもらえたでしょう。
ダイエットは代謝を上げるのも重要です。
代謝を上げるには体温を上げるのが効果的ですからね。

 

体温が上がれば汗もでやすくなります。
そうなるとダイエット効果が出てくるということです。
足がむくんでいるという人もゆず湯に入れば解消しやすいです。
ゆず湯にはダイエット効果もあります。

 

疲労回復

ゆず湯にはクエン酸が豊富に含まれています。
疲労を回復するのに必要なのがクエン酸です。
ゆず湯は代謝をしやすくするので疲労回復の効果も期待できます。

 

普通にお風呂に入るだけでも1日の疲れが取れますよね。
ゆず湯に入ることによって普通にお風呂に入るよりもさらに疲労を回復できます。
疲労回復の効果があるのもゆず湯のいいところでしょう。

 

リラックス

リラックスするのにはお風呂に入るのが一番いいとも言われます。
1日の中でフーっとため息が出るのがお風呂ですよね。
ゆず湯には普通にお風呂に入るよりリラックス効果があります。

 

まずはゆず湯の視覚です。
ゆずがいくつも浮かんでいる様子を見るといつもと違ってちょっと楽しいですよね。
それとゆずの匂いも重要です。
ゆずの匂いにはアロマ効果があるのでゆず湯に入ればリラックスすることができます。

 

 

ゆず湯に入ると肌がピリピリする際の解消法

腕でバツをするナース

ゆず湯に入ると肌がピリピリとするという人もいるかもしれません。
肌が弱い人はゆず湯に入るとピリピリと痛くなったり痒くなったりしてしまいます。

 

ゆず湯に入ると肌の調子が悪くなる人は以下を試してください。

 

  • ゆずの数を減らす
  • ゆずを湯船に入れる前によく洗う
  • ゆずの果汁は絶対に出さない
  • 長時間ゆず湯に入らない
  • ゆずを丸ごとゆでてからお風呂に入れる

 

上記を行えばある程度ゆず湯に入っても肌がピリピリしたりしなくなります。
もし肌がピリピリしてもシャワーなどで洗い流せば基本的には大丈夫です。
症状が良くならない人は皮膚科などで診てもらいましょう。

 

ゆず湯に入るとピリピリとする原因はゆずに付着した農薬やゆずの成分のリモネンの場合が多いです。
農薬の場合はよく洗えばある程度問題ありません。
リモネンは洗剤でも使用される成分です。

 

肌の油を取ってさらに入り込んでしまうためピリピリとしたりします。
普段から肌が弱い人や敏感肌の人はゆず湯に入る前に対処しましょう。

 

ゆず湯は赤ちゃんや妊婦が入ってもいい?

寝ている赤ちゃんの横顔

赤ちゃんがいるんだけどゆず湯に入れてもいいのかって悩む人もいるでしょう。
現在妊娠中の妊婦もゆず湯に入っていいのか心配ですよね。
赤ちゃんや妊娠中の人はゆず湯に入っても問題ないのでしょうか。

 

赤ちゃんのゆず湯

赤ちゃんがゆず湯に入ることについては個人差があります。
赤ちゃんは元々大人の皮膚よりも厚さが薄いです。
大人よりも1/2から1/3ほどの厚さしか赤ちゃんの皮膚はありません。
そのため赤ちゃんがゆず湯に入ると肌にトラブルが出る可能性があります。

 

赤ちゃんが普段から肌が弱いようならゆず湯に入れるのは控えたほうがいいでしょう。
例えばおむつをしているとかぶれて赤くなってしまうという赤ちゃんや夏などにあせもなどが出来やすいという赤ちゃんの場合はゆず湯を避けましょう。

 

うちの赤ちゃんは結構肌が強いという場合はゆず湯に入っても大丈夫でしょう。
しかし長時間は避けたほうがいいですね。
最初は普通のお風呂に赤ちゃんを入れて最後にゆずを湯船に浮かべてゆず湯にするのがいいでしょう。

 

妊娠中の妊婦のゆず湯

妊婦さんがゆず湯に入っても問題ないかというと基本的には問題ありません。
むしろ妊婦さんは入ったほうがいいとも言われるぐらいです。
ゆず湯には風邪予防の効果もあるとされていますからね。

 

ゆず湯に妊婦さんが入るとつわりも解消できる場合があります。
ゆず湯に入れば体の冷えも解消できますしリラックス効果もあります。
ゆず湯の匂いもさっぱりとしていい匂いですからね。

 

ただしゆず湯の臭いが苦手な妊婦さんは避けたほうがいいでしょう。
妊娠中の妊婦さんは臭いに敏感になったりこれまでなんとも思わなかった臭いが一時的に苦手になることもあります。
ちょっと臭いが強くて嫌な感じがしたら無理せずに出ましょう。

 

さらに少し注意したいのが肌の変化です。
妊婦さんになると肌の調子が変わって乾燥肌や敏感肌になる場合があります。
ゆず湯に入ると肌がピリピリとするかもしれません。
そういう場合は長時間ゆず湯には入らないでシャワーで洗い流しましょう。

 

まとめ

ゆず湯にいつ入るのかについてでした。
ゆず湯にはいつ入ってもいいのですが冬至に入るといいとされています。
これから寒くなるのでゆず湯に入って体を温めましょう。

 

ゆず湯のやり方は基本的に湯船にゆずを浮かべるだけです。
ゆずの量については自分の好みに合わせましょう。
ゆずに切り込みを入れたりすると香りが強くなります。

 

ゆず湯の効能や効果についても紹介しました。
ゆず湯にはいろいろな効能や効果があるとされています。
ゆっくりとゆず湯に入ってリラックスしましょう。

赤ちゃんや妊娠中の妊婦はゆず湯に入っても問題ないのかも紹介しました。
個人差がありますが基本的に問題ありません。
ただ赤ちゃんをゆず湯に入れる時は注意しましょう。
妊婦さんもゆずの香りに拒否反応がでたら無理にゆず湯に入る必要はないでしょう。

ゆず湯にいつ入るのか悩んだら冬至と思い出しましょう。
逆に冬至と聞いたらゆず湯を思い出すのがいいかもしれないですね。
冬至→日照時間が短い→寒い→暖まりたい→ゆず湯
みたいな感じで連想するのもいいかもしれません。

 

ゆず湯は気持ちがよくリラックスできます。
普通にお風呂に入るのもいいのですがゆず湯にゆっくりと使ってみるのもいいのではないでしょうか。


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