恵方巻きと鬼の仮面

節分には豆まきをするという人も多いでしょう。
しかし最近勢力を拡大しているのが恵方巻きです。
あなたは子供の頃に恵方巻きを食べましたか?
実は私は子供の頃に恵方巻きを食べた記憶がないんです。
これも時代の流れというものでしょうか。


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最近の節分といえば恵方巻きが大人気です。
年ごとに決まった方角を向いて食べるんですよね。
方角が決まっているのは知っているけど詳しい恵方巻きの食べ方のルールは知りませんでした。
節分の恵方巻きの方角や食べ方のルールを調べてみました。
節分の恵方巻きの具材や食べる由来について紹介しますね。

 

節分に恵方巻きを食べる時の方角

コンパスの文字盤

節分の恵方巻きを食べるときは年によって決まった方角を向いて食べます。
でもこれってなぜかご存知でしょうか。
自分の好きな方角を向いて食べてもいいじゃんって思いますよね。
しかし恵方巻きを食べる際の方角には意味があるんです。

 

恵方巻きを食べる時の方角については歳徳神(としとくじん)という神様が関係しています。
歳徳神はその年の福徳を司る神様と言われています。
歳徳神がいる方角を恵方と言うんです。

 

恵方の方角を向いてなにかをすればいいことが起こると言われているんです。
だから節分に恵方巻きを食べるときは方角が決まっているんですね。

 

気になるのは節分の恵方巻きを向いて食べる時の方角です。
その年によって恵方巻きを向いて食べる方角は違います。
しかし実は4つの方角しかないんです。
歳徳神は4つの場所を毎年転々としているということですね。

 

以下が節分の恵方巻きを食べる時の方角です。
2022年までを掲載しています。

  • 2018年:南南東
  • 2019年:東北東
  • 2020年:西南西
  • 2021年:南南東
  • 2022年:北北西

 

節分の恵方巻きを食べる時の方角は西暦の1の位でわかるんです。
毎年1の位で方角も順番に変わっていくということになります。

  • 0・5:西南西
  • 1・6:南南東
  • 2・7:北北西
  • 3・8:南南東
  • 4・9:東北東

 

こう見ると南南東の方角には10年に4回あるということですね。
これを覚えておけば毎年節分の恵方巻きを食べる時に調べなくても毎年わかります。

 

最近は今年の恵方の方角はこっちですみたいにコンビニでも表示がありますよね。
テレビなんかでも方角が紹介されていたりします。
それだけ節分に恵方巻きを食べるということが一般化している証拠でもありますね。

 


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節分の恵方巻きの食べ方のルール

恵方巻きを食べる猫の人形

節分の恵方巻きの食べ方にはルールがあります。
上述した方角も節分の恵方巻きの食べ方のルールの1つですね。
他にも恵方巻きの食べ方のルールがあるんです。

 

以下が節分の恵方巻きの食べ方のルールです。

 

  • その年の恵方を向いて食べる
  • 恵方巻きを食べるときは無言
  • 恵方巻きを食べるときは目を閉じる
  • 恵方巻きは途中で切らず最後まで丸かぶり
  • 願い事を思い浮かべながら恵方巻きを食べる

 

上記が節分の恵方巻きの食べ方のルールです。
地域や家庭によって恵方巻きの食べ方のルールは変わってきます。

 

それにしても食べている様子を客観視すると面白いですよね。
家族みんなが無言で恵方巻きを食べてるんですよ。
なんともシュールな光景です。
でもそれが面白くていいんですけどね。

 

普通の大きさの恵方巻きをこの食べ方のルール通りに食べるのはかなり大変です。
恵方巻きは思っている以上に大きいですからね。
恵方巻きは最後まで一気に食べないといけないので水分も取れません。
大人でも大変なのに子供にはかなり過酷ですよね。

 

そんな時は小さい恵方巻きを用意しましょう。
最近では細くて長さも短い恵方巻きが販売されています。
自分で節分に恵方巻きを作る際にも小さめに作ったほうがいいでしょう。

 

節分の恵方巻きの食べ方のルールを守るかどうかは自由です。
しかし縁起ごとなのでできればルールは守りたいものです。
ですのでコンパクトサイズの恵方巻きを用意しルールを守って食べたほうがいいでしょう。

 

節分の恵方巻きの具材と食べる由来

恵方巻きの断面

昔は節分といえば豆まきでした。
「鬼はー外、福はー内」です。
しかし最近では節分には豆まきより恵方巻きという人も増えています。

 

節分の恵方巻きが一般的になり全国に広がったのには以下のような理由があります。

  • 夕食の準備がいらない(考えなくていい)
  • 豆まきの後片付けが面倒
  • 恵方巻きを食べるのが楽しい
  • 子供が大きくなったから豆まきじゃなく恵方巻きを食べる
  • などなど様々な理由があります。
  • 節分に豆まきをしないで恵方巻きだけという人も結構いるんです。
  • 豆まきと恵方巻きをダブルにすれば福が多くきてくれるような気がします。

 

恵方巻きって昔はそれほど一般的ではありませんでしたよね。
一部の地域では食べられていましたが全国的に恵方巻きは食べられていませんでした。
子供の頃に私は食べていませんでしたし、周りでも恵方巻きを食べていたという人は聞いたことがありませんでした。

 

そこで節分に恵方巻きを食べる由来を調べてみました。
節分の恵方巻きは元々商人たちが厄払いや厄落としや縁起担ぎとして食べていたようです。
つまり節分に恵方巻きを食べるのは豆まきと同じような意味があるようです。

 

縁起担ぎというのは恵方巻きの具材にも関係してきます。
節分の恵方巻きの具材は一般的に以下の7種類ですよね。

  • 卵焼
  • キュウリ
  • シイタケ
  • かんぴょう
  • アナゴ
  • ほうれん草
  • でんぶ

 

恵方巻きの具材が7種類なのにも意味があって七福神を表しているんです。
福を食べて自分に取り入れるということですね。

 

最近では中の具材も様々なものが出ています。
具材の数が多かったり少なかったり恵方巻き自体が細かったり短かったりもします。

 

元々は大阪で太巻きが食べられていました。
現在は恵方巻きという名前になっていますが節分意外の日に見ると太巻きですよね。

 

最初はスーパーなどで売られていたようなのですが1983年にコンビのファミリーマートで販売されるようになります。
発売当初は恵方巻きという名前ではなかったようです。
販売されていたのも大阪と兵庫だけでした。

 

この恵方巻きに目をつけたのがセブンイレブンです。
1989年にセブンイレブンは広島で販売を開始します。
1995年には西日本で販売を拡大し1998年に全国で販売します。
全国展開するときにセブンイレブンが名付けた名前が恵方巻きです。

 

セブンイレブンすごいですね。
実はファミリーマートも同じように目をつけていました。
しかし一足早くセブンイレブンが恵方巻きを全国区にしたという経緯があります。

 

恵方巻きが全国に広がったのはセブンイレブンの活躍のおかげなんです。
今ではファミリーマートやその他のコンビニでも恵方巻きの名前で販売しています。

 

2007年には節分の恵方巻きの販売本数は全国のコンビニやスーパーなどで3000万本というデータもあります。
現時点ではもっと節分の恵方巻きは売れているのではないでしょうか。
節分に豆まきをする家庭は減っているようですが恵方巻きを食べる家庭は増えているようです。

 

まとめ

節分の恵方巻きの方角についてでした。
節分に恵方巻きを食べる時は毎年方角が変わります。
かなり細かく方角が分かれているのかなと思ったのですが4つの方角だけでした。
西暦の1の位で今年の方角はどこかが判断できます。

 

節分の恵方巻きの食べ方のルールも紹介しました。
もしかすると知らなかった食べ方のルールもあったかもしれませんね。
私も知らないルールがありました。
しかし完全にルールにのっとった恵方巻きの食べ方をするとかなりしんどいですね。

 

節分の恵方巻きの具材や由来も興味深いですね。
歴史を見ても恵方巻きが全国に広がったのはそこまで昔のことではありません。
セブンイレブンが一気に恵方巻きを全国に広めたというのもすごい話ですね。

 

節分には豆まきをして恵方巻きを食べてみてはいかがでしょうか。
どちらか一方よりも両方やった方がより福が舞い込んでくるかもしれません。
私も節分には豆まきをして恵方巻きを食べようと思います。
福がいっぱいほしいですもんね。

 

恵方巻きを食べるときにはできるだけルールを守りましょう。
とはいえ恵方巻きを食べていて苦しくなったら無理はしないでくださいね。
恵方巻きで喉を詰まらせたとなると笑い事ではないですからね。
節分には豆まきと恵方巻きで福を呼び寄せましょう。


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