節分の豆と鬼の仮面

2月に入ると節分ですね。
節分には豆まきがあるので子どもにとっても楽しめる行事です。
お父さんやお母さんなんかは子どものために鬼役になったりしますよね。
豆をぶつけられると結構痛い時もあります。
しかしそんな光景も微笑ましいものです。


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節分には豆まきをするというのは昔からの風習ですがどんな意味があるのでしょうか。
昔からずっとあるということはなにか意味がありそうですよね。
節分の豆まきのやり方や豆をまく時間帯についても紹介します。
節分の豆まきを調べていたら渡辺さんと坂田さんはしなくてもいいという驚きの話がありました。
節分の豆まきは渡辺さんと坂田さんはしなくていい理由についても紹介します。

 

節分の豆まきの意味

升に入った節分の豆まきの福豆

節分には豆まきをするというのが昔からの風習ですよね。
最近は豆まきをあんまりしないという人も多くなってきていますが子供の頃に経験したことがある人が多いでしょう。
そして節分で豆まきをしたあとは豆を食べますよね。

 

節分の豆まきを知らない人は日本にはいないと思います。
しかし外国人が日本の節分の豆まきを見たら奇妙に感じるかもしれません。
なんの意味があって節分に豆まきしているのって思うのではないでしょうか。

 

節分は漢字を見ればわかるのですが季節の分かれ目のことです。
季節が変わる時というのは邪気が発生すると言われています。
この邪気を追い払うための行事が節分には行われるんです。

 

節分の豆まきは邪気(鬼)を追い払うという意味があります。
さらに福を家にとり込んだり自分に取り込むために行われます。

 

節分の豆まきをするときの掛け声がありますよね。
「福は内、鬼は外」です。
この掛け声からも節分の豆まきは邪気を追い払うというのがわかりますね。

 

節分の豆まきの意味は「邪気(鬼)をはらうため」だったんです。
昔は宮中行事で追儺(ついな)というものがありました。
その時に豆打ちと言われる豆まきがされていたんです。
これが現在の節分の豆まきとして広まったといわれています。

 

節分に豆を食べるのは体を丈夫にするためです。
季節の変わり目というのは体調を崩しやすいですからね。
特に節分の冬の時期なんかは1年で一番体調を崩しやすいです。
節分で豆まきをして豆を食べて丈夫になりましょう。

 


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節分の豆まきのやり方と時間帯

両手にすくった節分の豆

節分の豆まきのやり方をご存知でしょうか。
「えっ、豆を掛け声と一緒に投げればいいんじゃないの?」と思った人も多いでしょう。
確かにそうなんですけどね。

 

子供がいる家庭ではお父さんやお母さんが鬼の役になって子供に豆まきをさせるのもいいでしょう。
子供にとってもいい思い出になると思います。

 

しかし正しい節分の豆まきのやり方も知っておきたいですよね。
そこで正しい豆まきのやり方を調べてみました。

 

正しい豆まきのやり方ですがいろいろな方法があったんですよね。
絶対的にこれが正しいという決まったやり方はないのかなと思います。
地方や家庭によっても豆まきのやり方は様々なようです。

 

そこで節分の豆まきのやり方を総合的に見て見ました。
以下が節分の豆まきのやり方になります。

 

豆を清める

節分の豆まきに使う豆を福豆とも呼びますよね。
そのままの豆ではなく炒った豆をを使います。
生の豆を使うと目が出てしまう可能性があるのでよくないとされています。

 

家に神棚がある人は升に豆を入れ神棚にお供えします。
時間は節分の当日の朝がいいとされています。
節分の豆まきをする前に豆のお清めをするということですね。

 

神棚がない人も多いと思います。
神棚がない人は特に豆をお清めする必要はないでしょう。

 

豆まきをする時間帯

節分の豆まきをする時間帯としては夜中がいいとされています。
というのも鬼が活発に動くのは夜中だと言われているんですよね。
そのため時間帯は夜遅くがいいとも言われます。

 

しかし現実的に考えて夜中に節分の豆まきはできませんよね。
ご近所迷惑になりますからね。

 

節分の豆まきをする時間帯は夕方から夜にかけてがいいでしょう。
特にこの時間じゃなくてはダメだということもありません。
夕食の前後の時間帯に節分の豆まきをすればいいでしょう。

 

豆まきをする人を決める

節分の豆まきをする人を決めましょう。
基本的にはその家の主が豆まきを担当します。
他にも厄年の人や年男や年女の人が豆まきの担当とすることもあります。

 

誰か代表者を決めるとされています。
個人的には家族全員で豆まきをしてもいいのかなと思います。

 

豆まきをする

豆まきは玄関から1番遠い部屋から行います。
「鬼は外」の掛け声とともに豆まきをして鬼を外に追い出します。
窓を開けて家の中から豆まきをして鬼を追い出して下さい。
鬼がまた家の中に入ってこれないようにすぐに窓を閉めましょう。

 

豆をまく回数は2回か3回と言われています。
個人的にはどちらでもいいのではと思います。
地域や家庭によって回数は変わってくるようです。

 

次に「福わ内」の掛け声とともに豆まきをし福を家に招き入れましょう。
この時の豆まきの回数も2回か3回になります。

 

玄関から遠い部屋から豆まきをして徐々に玄関に近づいていきます。
最後に限界で「鬼は外、福わ内」をして豆まきの終了です。

掛け声や回数に関しては地域や家庭によって変わってきます。
昔からの習わしがそこまでないという場合は上記の豆まきのやり方をやってみてください。

 

節分の豆まきは渡辺さんと坂田さんはしなくてもいい理由

落ち込んでいる鬼の仮面をかぶった男性

節分の豆まきは渡辺さんと坂田さんはやらなくてもいいっていう話を聞いたことがありますか?
私は最近始めて知ったんですよね。
なんで渡辺さんと坂田さんは節分の豆まきをしなくてもいいのでしょうか。

 

節分の豆まきを渡辺さんと坂田さんがしなくてもいい理由は以下のようです。

 

昔々、京都の山で暴れまくっていた鬼がいました。
その鬼の名前は酒呑童子です。

 

源頼光は鬼を退治すべく四天王と言われるメンバーを鬼退治に向かわせました。
四天王の4人のメンバーは渡辺綱と坂田金時と碓井貞光と卜部季武です。

 

四天王は見事に酒呑童子を退治することに成功します。
酒呑童子の討伐で特に活躍したのが渡辺綱と坂田金時です。

 

しかし酒呑童子の配下にいる鬼の茨木童子が敵討ちにやってきます。
敵討ちにやってきた茨木童子をも四天王は返り討ちにしたんです。
このことから鬼は四天王を大変恐れていると言われています。

 

鬼は渡辺さんという名前を聞くと怖くて襲ってこないということでしょう。
むしろ渡辺という名前を聞くと鬼は逃げ出すほど恐れています。
このことから渡辺さんの家には鬼がこないので節分の豆まきをする必要がないということです。
坂田さんが節分に豆まきをしなくていい理由も同じです。

 

このような話があったなんて知りませんでした。
鬼の名前や四天王の名前は聞いたことがありましたがこんが伝説が残っていたとは。
渡辺さんや坂田さんは豆まきをしなくてもいいという話は伝えられてきているようです。

 

実際に渡辺さんや坂田さんは節分に豆まきをしないという家庭もあるでしょう。
とはいえ多くの家庭では豆まきをしたことがあるのではと思います。
日本の風習なので渡辺さんも坂田さんも節分には豆まきをしたいですもんね。

 

まとめ

節分の豆まきの意味についてでした。
節分の豆まきは邪気を払い福を呼び込むという意味があります。
豆まきをする時の掛け声からもわかりますね。

 

節分の豆まきのやり方についても紹介しました。
知っているようで深くは知らないことですよね。
豆まきをする時間帯は夜中がいいようですが現実的に考えると夕方から夜で問題ないでしょう。

 

節分の豆まきは渡辺さんと坂田さんはしなくてもいいという話は初耳でした。
鬼退治の伝説から渡辺さんと坂田さんは豆まきをしなくてもいいということのようです。
鬼が怖がって逃げていくというのもすごいですね。

 

子どもにとって節分の豆まきは楽しいものです。
本格的な鬼だと怖すぎると思いますがちょっとかわいらしい鬼のお面なんかをかぶって子どもに鬼退治をしてもらいましょう。

 

節分の豆まきが終わったら豆を食べてくださいね。
豆を食べれば福を取り入れるといわれています。
子どもと一緒に節分の豆まきを楽しみましょう。


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