四つ葉のクローバーとリボン

11月の祝日に勤労感謝の日があります。
毎年11月23日が勤労感謝の日ですよね。
勤労感謝の日の本当に意味ってご存知でしょうか。
「そんなの働いている人に感謝する日でしょ?」と思っている人も多いでしょう。
保育園や幼稚園に通っていた子供の頃にお父さんにプレゼントとかあげましたもんね。


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現在の勤労感謝の日は働いている人に感謝する日でも間違いではありません。
しかし勤労感謝の日の本当の意味は違います。
子どもに勤労感謝の日の意味を聞かれた時に正しく教えてあげましょう。
そのためにはまずは大人が勤労感謝の日の本当の意味を知る必要がありますね。
勤労感謝の日は仕事に感謝するのを忘れないようにする必要があります。

 

勤労感謝の日は仕事に感謝?本当の意味

男性へのプレゼント

勤労感謝の日にはいつも頑張って働いてくれている旦那さんや奥さんに感謝の意味を込めてプレゼントを贈る人もいるでしょう。
お父さんやお母さんにプレゼントしたことがある人や子どもから絵や肩たたき券なんかを貰った人もいると思います。
私も子供の頃は父親に絵とかプレゼントしたと思います。

 

勤労感謝の日といえば日頃仕事をしている人に感謝をする日というのが一般的ですよね。
家庭でも子供と一緒にお父さんにプレゼントを贈ったりもすると思います。
しかし本来の勤労感謝の日の意味はちょっと違ってきます。

 

国民の祝日に関する法律である祝日法では以下のように記載されています。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」

※たつとびとは尊びのこと

 

さすが祝日法ですね。
言葉が堅いですが何となく意味はわかります。

 

「勤労をたつとび(尊び)」という部分に注目してください。
この言葉を働いている人に感謝をすると捉えている人が多いです。
この部分を見て勤労感謝の日は仕事をして働いている人に感謝をする日だと思っている人も多いのかもしれません。

 

実は仕事をしている人に感謝をするという意味ではありません。
勤労感謝の日の本当の意味は仕事ができることに感謝をしてこれからも励みましょうという意味です。
働いている人自身が働けることに感謝をするということになります。

 

本来の勤労感謝の日の意味だと働いている人に感謝をするのとは違います。
仕事をできることに感謝しましょういう意味ですね。
視点が違うというか感謝の対象が違うという感じになります。

 

私も子供の頃からずっと仕事をしている人に感謝をする日だとばかり思っていました。
勤労感謝の日の本当の意味を知ったのはつい最近ですからね。
おそらく私と同じように勤労感謝の日の本当の意味を知らない人も多いのではないかなと思います。

 

勤労感謝の日は祝日ですが仕事が休みじゃないという人もいると思います。
祝日なので祝日休みの仕事の人は休むのが普通ですがどうしても休日出勤しなくちゃいけない人もいるでしょう。
飲食業やサービス業などはそもそも祝日は休みじゃなくて仕事という人もいますよね。
しかし勤労感謝の日の本当の意味を知っていれば仕事でも頑張ろうという気持ちに少しでもなるかもしれませんね。

 

現在の勤労感謝の日は働いている人に感謝をする意味合いが強いのも事実です。
勤労感謝の日のプレゼント特集なんかもありますからね。
できれば旦那さんが喜んでくれるプレゼントを勤労感謝の日には渡してあげるのがいいでしょう。
>>勤労感謝の日のプレゼントで旦那さんが喜んでくれるものとは?

 

やはり働いている人に感謝もしたいですね。
仕事でいろいろとある中頑張ってくれているわけですしね。
勤労感謝の日には本来の意味を知りつつ働いている人に感謝をするのがいいのではないでしょうか。

 


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勤労感謝の日の歴史

古い本

勤労感謝の日には歴史があります。
元々は勤労感謝の日という祝日ではなかったんです。
勤労感謝の日は元々は新嘗祭(にいなめさい)というお祭りでした。

 

新嘗祭とは天皇と国民が一緒に収穫に感謝をする日です。
日本は昔農業が盛んな国でしたからね。
現在でも収穫を祝うお祭りは様々残っています。

 

新嘗祭は飛鳥時代の天皇から始められたと言われています。
それだけ歴史のあるお祭りでした。
宮中では最も重要な祭祀とされているんです。

 

しかし戦後日本はGHQの支配下となります。
GHQは日本国民が天皇を崇拝することを恐れたため天皇が関係する行事を廃止していきました。

 

天皇と国民の関係を切りたかったんですね。
そのため新嘗祭は天皇のみのお祝いごととなります。
新嘗祭に変わるものとして勤労感謝の日を作ります。

 

勤労感謝の日は元をたどると新嘗祭だったんです。
意味合いがちょっと変わってきますよね。

 

勤労感謝の日が11月23日になっていますが深い意味はないとされています。
新嘗祭が開催されるのが1872年までは旧暦11月の2回目の卯の日でした。
ですから日付は毎年変わっていたんです。

 

1873年から太陽暦が導入され新暦11月の2回目の卯の日に行われることになりました。
この日が11月23日だったためその後も日付が固定されています。

 

「勤労感謝の日」という名称にもアメリカが関係しています。
アメリカにはレイバー・デーという労働者の日とサンクスギビング・デーという感謝祭の日があります。
この2つの言葉を組み合わせて「勤労感謝の日」という名称になりました。

 

勤労感謝の日にこのような深い歴史があったことを知っている人も少ないでしょう。
学校の授業でも習いませんよね。
歴史を知ると勤労感謝の日も感慨深いものになります。

 

勤労感謝の日はハッピーマンデー制度の対象とはなっていません。
11月23日に深い意味はないようなのでハッピーマンデー制度に取り入れてもいいように思うんですけどね。
ハッピーマンデー制度にするかしないかの基準がいまいちわかりませんね。
そもそもハッピーマンデー制度には賛否あるので意見が別れるところでもありますけどね。

 

勤労感謝の日を保育園や幼稚園のこどもに教えるには

ぬいぐるみ

勤労感謝の日の意味についてわかってきたと思います。
しかしこれを子どもに教えても理解できないでしょう。
話が難しくてはてなマークがいっぱいになると思います。

 

勤労感謝の日の意味を子どもに教えるにはどうすればいいでしょう。
嘘を子どもに教えるわけにはいきませんからね。

 

まず勤労感謝の日は昔は収穫祭のお祭りだったんだよーって教えてあげましょう。
そのお祭りが変わって勤労感謝の日になったことを教えてあげるのがいいでしょう。

 

子どもと一緒に将来なりたい仕事とかを話すのもいいですね。
こういう仕事もあるんだよってことを教えてあげるのもいいでしょう。
そして働くことの大変さと大切さなんかも伝えたいものです。

 

お金についても子どもに教えてあげるのもいいですね。
働くことによってお金がもらえるということやお金の大切さについてです。
お金は生きていくために大切な物ですが学校では教育されませんからね。

 

働いてくれているお父さんやお母さん周りの人に感謝する気持ちも教えたいですね。
勤労感謝の日の意味を子どもに教えても全ては理解できないかもしれません。
しかし将来の仕事の事などを話すのはいいことです。
少しずつ子どもに教えていきましょう。

 

まとめ

勤労感謝の日は仕事があることに感謝するというのが本当の意味です。
働いている人に感謝するという意味ではありません。
しかし最近では仕事をしている人に感謝する日となっています。
勤労感謝の日の本来の意味を知りつつ働いている人に感謝するのがいいでしょう。

 

勤労感謝の日の意味を子どもに教えるのは少し難しいかもしれませんね。
子どもに教える前に私達が勤労感謝の日の本当の意味を知らないといけません。
勤労感謝の日について知らなかったことがかなりありましたからね。

 

現在の勤労感謝の日と本来の勤労感謝の日の意味は少し違ったと思います。
さらに勤労感謝の日の歴史を見るとこれまた違ったものになります。

 

働いている人に感謝を伝えるのも大切なことですよね。
勤労感謝の日の歴史と本来の意味を知ったうえで働いている人に感謝の気持ちを贈ってみてはいかがでしょうか。
感謝の気持ちを物に変えてもいいですし言葉や手紙で伝えるのもいいでしょう。

 

子どもにもきちんと勤労感謝の日の意味を教えてあげましょう。
将来どのような仕事をしたいのかを話すにはいい日ですからね。
もしかするとその会話がきっかけとなって子どもがなりたい職業に気がつくかもしれません。


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