冬になると毎年流行するのがインフルエンザですよね。
大人の私達がインフルエンザにかかってもかなりツラいものです。
インフルエンザで高熱が出てしまうとなにもすることができません。
というよりも動くことも困難ですからね。
自分たちがインフルエンザにかかるよりも心配なのが子供です。
自分がインフルエンザでツラいよりも子供がインフルエンザになってツラそうにしている事のほうがツラいですよね。
学校とかではインフルエンザが流行して学級閉鎖になる場合もあります。
それだけ子供社会でもインフルエンザは脅威です。
インフルエンザに子供がなったときの症状とはどのようなものなのでしょうか。
インフルエンザの予防接種って子供の場合は一回で効果があるのでしょうか。
インフルエンザ予防接種の一回目と二回目の間隔はどのぐらい開ければいいのでしょうか。
自分より子供がインフルエンザになったら心配してしまいます。
そこで子供がインフルエンザになった時のために情報を集めてみました。
インフルエンザの子供の症状
インフルエンザは大人だけでなく子供にも感染します。
会社などでもインフルエンザは流行することがありますが子供の学校でインフルエンザが流行するということのほうが多いように感じます。
インフルエンザの影響で学級閉鎖なんていうニュースもありますよね。
それだけ学校という環境は人との距離が近い場所でもあるのでしょう。
子供ということもインフルエンザが流行する要因のようです。
大人よりも子供の方がインフルエンザになりやすいとも言われていますからね。
さらに大人よりも子供の方がインフルエンザにかかったときに重症化しやすいという情報もあります。
これはますます心配になります。
10歳未満の子供がいる家庭はインフルエンザに要注意してください。
子供がインフルエンザにかかった時の主な症状は以下です。
- 38℃から40℃程度の高熱
- 強い寒気
- 頭痛
- 食欲不振
- 関節痛
- 全身が疲れているような倦怠感
- 下痢
- 腹痛
- 吐き気
こう見ると子供がインフルエンザにかかった時の症状は大人と似ています。
大人でもツラいのに子供だとさらににツライでしょう。
感じ方が変わってきますからね。
しかし子供の場合はインフルエンザの症状があっても意外に元気にしている時もあります。
逆にそれが怖いんですよね。
自覚症状がない場合があるので大人が子供をしっかりと観察することが必要です。
大人が気がついてあげないとインフルエンザが重症化したり他の子供にインフルエンザをうつしてしまう場合もあります。
さらに子供がインフルエンザになった場合は合併症が怖いんです。
以下がインフルエンザの合併症になります。
- 中耳炎
- 気管支炎
- 肺炎
- 熱性けいれん
- インフルエンザ脳炎・脳症
子供がなるインフルエンザの合併症の中でもよく聞くのがインフルエンザ脳炎やインフルエンザ脳症ですよね。
ニュースでも報道されることがあります。
インフルエンザ脳炎やインフルエンザ脳症に子供がなると最悪のケースとなる場合もあります。
良くなっても知的障害やてんかん、麻痺などが残る場合があるんです。
インフルエンザ脳炎やインフルエンザ脳症になる原因は明らかになっていません。
インフルエンザが引き金となってインフルエンザ脳炎やインフルエンザ脳症になると言われています。
インフルエンザにかかってから2日以内に発症し高熱が出て意識がもうろうとしている状態になります。
明らかに子供の様子が普段とは違うようであれば早急にお医者さんに診てもらいましょう。
子供のインフルエンザ予防接種は一回で効果ある?
インフルエンザにならないようにインフルエンザ予防接種を受ける人も多いでしょう。
子供のことが心配で毎年インフルエンザ予防接種を受けさせているという人もいますよね。
しかしインフルエンザ予防接種に関してびっくりする報道がありました。
インフルエンザ予防接種に関する研究成果を某新聞で報道されていました。
その報道によると6ヶ月から11ヶ月の乳児と13歳から15歳の子供にはインフルエンザ予防接種の効果がなかったというもの。
この報道には驚きました。
いままでインフルエンザ予防接種は子供にも効果があると思っていましたからね。
もう少し細かく見てみると6ヶ月から11ヶ月の乳児にはA型のインフルエンザ予防接種に効果がなかった。
13歳から15歳の子供にはA型もB型もインフルエンザ予防接種に効果がなかったということです。
インフルエンザ予防接種の効果が見られなかった理由はいまのところわかっていないみたいです。
この記事を読んだ医師からは様々な意見があるようです。
それはいままで子供にしてきたインフルエンザ予防接種に効果がないとなると問題ですよね。
記事からは6ヶ月から11ヶ月の乳児と13歳から15歳の子供にはインフルエンザ予防接種の効果がなかったというように読み取れますからね。
この記事に関する医師の見解を見てみると以下のようです。
6ヶ月から11ヶ月の乳児へのインフルエンザ予防接種の効果には確かに賛否両論あるようです。
しかし今回の記事の結果に対しては乳児のサンプル数が少なく統計が取れない結果となっています。
さらに乳児だとインフルエンザになるのは初めてということになります。
インフルエンザになったことが1度でもあるならばインフルエンザ予防接種は効果があるとも読み取れます。
13歳から15歳の子供にはインフルエンザ予防接種の効果がなかったという報道に関してはインフルエンザ予防接種の接種回数が関係しているようです。
子供の年齢とインフルエンザ予防接種の回数と量は以下です。
- 6ヶ月から3歳未満:0.25mlを2回
- 3歳から13歳未満:0.5mlを2回
- 13歳以上:0.5mlを1回
このインフルエンザ予防接種の量と回数に注目してください。
3歳から13歳未満は0.5mlを2回なのに対し13歳以上は0.5mlを1回なんです。
つまりはインフルエンザ予防接種を13歳以上の子供でも0.5mlを2回にすれば効果がある可能性があると捉えることができます。
記事では13歳から15歳の子供にはインフルエンザ予防接種の効果がなかったとされていますがこの研究ではインフルエンザ予防接種は1回しか接種していないでしょう。
2回だった場合は効果があるという結果になるかもしれませんね。
総合的に考えてインフルエンザ予防接種は子供に効果はないのかというとインフルエンザ予防接種は子供にも効果があります。
1歳から12歳までの子供にはインフルエンザ予防接種の効果がありますし、13歳以上の子供も2回インフルエンザ予防接種を受ければ十分効果がある可能性があります。
通常13歳以上の場合はインフルエンザ予防接種は1回になります。
しかしインフルエンザ予防接種は任意なので2回受けることも可能です。
子供だけでなく大人もインフルエンザ予防接種を2回受ける人もいますからね。
インフルエンザ予防接種は2回受けた方が効果が高まるとも言われています。
インフルエンザ予防接種を2回受けたいという人は医師に相談してみてください。
一回目と二回目の間にはある程度の間隔を置く必要があります。
インフルエンザ予防接種の一回目と二回目の間隔は?
子供がインフルエンザに感染したら困るので予防接種を受けさせようと思っている人も多いでしょう。
インフルエンザ予防接種は100%ではありませんが効果が期待できます。
子供に苦しい思いをさせるよりも予防接種をしておきたいですよね。
上述したようにインフルエンザ予防接種は二回受けることができます。
一回ではなく二回インフルエンザ予防接種を子供に受けさせたい場合は医師に相談してみて下さい。
インフルエンザ予防接種を二回受ける場合は1回目との間隔を空ける必要があります。
ではインフルエンザ予防接種を子供に受けさせる時の一回目と二回目の間隔はどのぐらいなのでしょうか。
現時点ではインフルエンザ予防接種の間隔は2週間から4週間となっています。
最も効果が期待できるのはインフルエンザ予防接種の一回目から二回目で3週間から4週間の間隔を空けることのようです。
病院でも最も効果がある期間の間隔を空けて二回目のインフルエンザ予防接種をしてくれることが多いです。
インフルエンザが流行するのは毎年12月から3月頃になります。
インフルエンザ予防接種をするのであれば12月中にはしておきたいですね。
ということは一回目の予防接種は12月1週目ぐらいで2回目は12月4週目か最終週という感じですね。
12月までにインフルエンザ予防接種を終わらせておけばいいのでもっと前でもいいでしょう。
その年のインフルエンザ予防接種ができるのはだいたい10月中旬頃からです。
遅くなると予防接種を受けたい人で混雑するので少し早めがいいかもしれません。
インフルエンザ予防接種の効果が出る期間は接種後2週間から4、5ヶ月後までといわれています。
長いと6ヶ月の場合もあります。
個人差があるということのようです。
早めの時期にインフルエンザ予防接種を受けてもインフルエンザが流行する期間は効果が期待できます。
インフルエンザは風邪?
昔からインフルエンザは風邪だと言われることがあります。
結構インフルエンザは風邪と一緒なのか違うのかは意見が別れるところです。
現在でもお医者さんによってはインフルエンザは風邪だという人やインフルエンザと風邪とは別だという人がいて考え方によって違うようです。
インフルエンザと風邪の違いを調べた限りでは個人的にこう捉えることができました。
インフルエンザは風邪の中の一種だが風邪とインフルエンザは別のもの。
なんだかややこしい日本語になってしまいましたね。
広い意味ではインフルエンザは風邪と同じようなもの。
しかし感染経路や症状を見るとインフルエンザと風邪は違うと言った方がいいかもしれません。
風邪は様々なウイルスや最近が原因でおこる病気です。
それに対しインフルエンザはインフルエンザウイルスによって感染します。
インフルエンザウイルスかどうかというのが風邪とインフルエンザの大きな差でしょう。
風邪とインフルエンザの症状は似ています。
インフルエンザになっても症状が軽い場合は風邪かと思いますからね。
特に子供がインフルエンザになった場合は症状が軽いうちは自覚症状が少ないですからね。
子供の場合はインフルエンザでも比較的元気な場合もあります。
風邪かなと思って病院で診てもらったらインフルエンザだったということもあります。
インフルエンザは風邪よりも症状が重くなる傾向があります。
熱が出た時の体温でもわかりますね。
普通の風邪の場合は高熱でも38℃ぐらいの場合が多いです。
もちろん風邪でもさらに高熱になる場合もあります。
しかしインフルエンザの場合は40℃近くの高熱になることも珍しくありません。
頭痛や咳などは風邪でもインフルエンザでも起こる症状です。
冬のインフルエンザが流行している時期はちょっとした風邪の症状でもお医者さんに診てもらったほうがいいですね。
素人の私達には風邪なのかインフルエンザなのかの判断はできませんからね。
子供が風邪かインフルエンザかわからない状態の時は市販の薬は飲ませないほうがいいようです。
というのもインフルエンザだった場合に市販の薬を飲ませると症状が悪化したり重症化する場合があるみたいなんです。
冬に風邪の症状が出た場合は風邪薬を飲ませる前にお医者さんに診てもらいましょう。
まとめ
インフルエンザの子供の症状についてでした。
子供がインフルエンザになっても案外元気なことがあります。
本人にはわからないことが多いので大人の私達がしっかりと見ていてあげましょう。
インフルエンザ予防接種は子供に一回で効果があるのかについても紹介しました。
毎年冬にインフルエンザは流行しますからね。
まだ子供がインフルエンザになったことがない人も事前に知識を入れておきましょう。
インフルエンザ予防接種の一回目と二回目の間隔についても紹介しました。
間隔は2週間から4週間必要なようです。
1回目の予防接種のときに次はいつきて下さいと言われると思います。
もしなにも言われなかったら聞いてみましょう。
インフルエンザ予防接種は子供にも効果があります。
インフルエンザのシーズンが始まる前に予防接種をするようにしましょう。
予防接種を忘れていたという人も思い出したときがチャンスですからね。
子供にインフルエンザをうつさないためにも大人の私達も予防しましょう。