収穫した渋柿

秋になると美味しく実る果物といえば柿ですよね。
柿を栽培している農家とかもありますが結構家の庭でも柿は作れたりもします。
実際、私の家の庭でも柿を育てていて秋には収穫しています。
柿の木が植わっている家は意外に多いものです。
しかし甘柿じゃなくて渋柿の場合もありますよね。


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渋柿は油断ができません。
甘いと思って食べてみたらものすごく渋くて口の中がキューっとしてしまいますからね。
元々柿は渋柿が普通の状態です。
甘柿は突然変異した柿で日本特産の品種なんです。

 

渋柿がまだまだ多いわけですが渋柿を甘くする方法があります。
渋柿を甘くする方法はドライアイスで渋抜きをするのが効果的なようです。
他にも渋柿を干す、お湯を使う、ウイスキーを使うなどで渋抜きする方法があります。
いろいろな渋抜きの方法を試してみるのもいいかもしれませんね。

 

渋柿を甘くする方法!ドライアイスで渋抜き

お皿の上のドライアイス

渋柿を甘くする方法にドライアイスを使い渋抜きするやり方があります。
ドライアイスが気化するときの二酸化炭素を利用して渋抜きし渋柿を甘くしちゃいます。
ドライアイスを使って渋柿を甘くする方法は農家さんなども行っている方法なんです。

 

準備

準備するものは以下です。

  • ドライアイス(柿1キロあたり10グラムから20グラム)
  • 大きめのビニール袋
  • 輪ゴム
  • 新聞紙

 

まずは上記を準備しましょう。
ドライアイスをどこで準備するのかと悩む人もいるでしょう。
食品の宅配をしている場合は冷凍食品の荷物と一緒にドライアイスが入っていることがあります。
私の家でも毎週宅配をしてもらっているのでドライアイスがついてきます。

 

他にはケーキ屋さんとか葬儀屋さんで入手可能です。
ケーキを買ってドライアイスを多めに入れてくださいって言うのが一番簡単に入手できるかもしれません。
大量にドライアイスが必要なわけではないのであえて購入する必要はないでしょう。
もちろんドライアイスがどうしても入手できない場合は購入しましょう。

 

ここから実践です。
ドライアイスを使って渋抜きし渋柿を甘くする方法になります。

 

1.ドライアイスを敷く

ドライアイスを金槌などで細かく砕きます。
細かくすることによって気化しやすくするためです。
直接ドライアイスを触ったりはしないよう注意しましょう。

 

細かく砕いたドライアイスを新聞紙に包みます。
新聞紙に包んだドライアイスをビニール袋の底に敷いてください。

 

2.渋柿を詰める

渋柿をビニール袋の中に詰めていきます。
ドライアイスは新聞紙に包んでいるので大丈夫だとは思いますが渋柿とドライアイスは直接触れないように注意が必要です。
ドライアイスと渋柿が接してしまうと傷んでしまう可能性があります。

 

ドライアイスは渋柿の下に敷きましたがさらに上に乗せて挟むようにしてもいいでしょう。
その場合もドライアイスは新聞紙に包んで直接渋柿に触れないように注意してくださいね。

 

3.空気を抜き封をする

ビニール袋の中の空気を抜きます。
できるだけ空気を抜いてビニール袋の空いている部分を輪ゴムで封をします。
空気が入らないようにしっかりと輪ゴムで封をしてください。

 

ビニール袋を輪ゴムで封をするとだんだん膨らんできます。
これはドライアイスが気化してきている証拠です。

 

4.寝かせる

あとは日陰で寝かせるだけです。
5日から1週間寝かせましょう。
封を開けて食べてみてまだ渋みが残っている場合は、
ドライアイスを追加してさらに数日寝かせてください。

 

渋柿をドライアイスで渋抜きし甘くする方法でした。
そこまで手間もかからないですし結構簡単だと思います。
渋抜きがあまりできていない場合は再度できるのがいい点です。

 

ドライアイスでの渋抜きは柿っぽさがそのまま残るのがいい点です。
普通の甘柿と同じように歯ごたえもあり食べることができます。
ドライアイスで渋抜きし渋柿を甘くする方法を試してみてはいががでしょう。

 


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干す・お湯・ウイスキーなどで渋抜きし渋柿を甘くする方法

干した渋柿

渋柿を甘くする方法でドライアイス使って渋抜きをするやり方を紹介しました。
しかし他にも渋柿を渋抜きして甘くする方法があります。
ここではドライアイスを使わない渋抜きの方法を紹介します。

 

渋柿の渋抜きには様々な方法があります。
渋柿を干す、お湯につける、ウイスキーを使う、りんごを使い渋柿を甘くする方法を紹介します。
1つ1つ試してみるといいかもしれませんね。

 

渋柿を干す

渋柿の渋抜きで結構メジャーなのが干し柿にする方法です。
通常の柿の歯ごたえとは違ったものになります。
干し柿は干し柿で美味しいですよね。

渋柿を干し柿にする方法は以下です。

  • 渋柿の皮をむく
  • 渋柿のヘタの部分に紐を巻きつける
  • 沸騰したお湯に10秒程度つける
  • 風通しの良い雨が当たらない場所に干す
  • 1週間後に干してある渋柿を揉む
  • 数日後にさらに揉む
  • 3週間から4週間で干し柿の完成

 

干している時に渋柿を揉むのがポイントです。
揉むことによって渋みが早く抜けてくれます。
注意したいのはカビです。
干し柿を作るときはカビが生えることがあるのでくれぐれも雨に濡らしたり柿同士がくっつく事のないようにしましょう。

 

お湯につける

渋柿を渋抜きするのにお湯につける方法もあります。
一番簡単な方法なのですが結構失敗してしまうこともあるので注意が必要です。

 

以下がお湯につけて渋柿を渋抜きし甘くする方法です。

  • 40度程度のお湯を準備する(火は止めてください。お風呂でもいいです)
  • お湯の中に渋柿を入れる
  • 半日から1日そのままにしておく

 

お湯につけて渋柿の渋抜きする方法でした。
今回紹介する中で一番簡単な方法になります。
すぐに渋柿を渋抜きする方法でもあります。

 

しかしお湯を使って渋抜きをする方法は結構失敗も多い方法なんです。
お湯の温度が高すぎても低すぎても渋抜きが上手くいかなかったり柿が水っぽくなってしまうこともあります。
若干ですが匂いが残る場合もあります。

 

ウイスキーを使う

渋柿を甘くする方法にウイスキーを使う場合もあります。
これも農家さんなどでは一般的な方法です。

 

以下がウイスキー(アルコール)を使った渋柿を甘くする渋抜きの方法です。

  • ウイスキーや焼酎やブランデーなど度数30度から40度のアルコールを用意する
  • 渋柿のヘタの部分をアルコールに浸す
  • 渋柿を新聞紙に包む
  • ビニール袋に入れ封をする
  • 1週間程度日陰に置く

 

ウイスキーを使った渋柿を渋抜きし甘くする方法でした。
ウイスキー以外でもある程度度数があるアルコールを使うことができます。
この方法ではアルコールの味や匂いが柿に移る場合があります。
アルコールが苦手な人は注意が必要ですね。

 

りんごを使う

りんごを使った渋柿の渋抜きの方法もあります。
これも結構簡単な方法です。
ただ熟れすぎてしまう場合があります。

 

以下がりんごを使った渋柿を甘くする渋抜きの方法です。

  • ビニール袋に数カ所小さい穴を開ける
  • ビニール袋にりんご1個に対し渋柿5個の割合で入れる
  • ビニール袋の上部に封をする
  • 日陰に1週間程度置いておく

 

りんご使った渋柿の渋抜きの方法でした。
この方法も簡単ですね。
りんごがガスを発生し渋柿の熟成を促します。
なので期間が重要になるんです。
熟し過ぎる場合があるので注意が必要です。

 

まとめ

渋柿を甘くする方法でドライアイスを使い渋抜きするやり方でした。
ドライアイスが手に入ると結構やりやすいのではないでしょうか。
ぜひ試してほしい渋抜きの方法です。

 

他にも渋柿を干す、お湯に浸す、ウイスキーを使う、りんごを使うといった渋抜きの方法を紹介しました。
いろいろと渋抜きの方法はあるのですが柿の歯ごたえや味を保つにはやはりドライアイスがいいように思います。
いろいろと渋抜きの方法を試してみて自分の好みのやり方を見つけるのもいいかもしれません。

 

秋は柿の美味しい季節です。
渋柿はそのまま食べてしまうと苦くて食べられたものではありません。
しかし渋抜きをすると一気に甘くなりますからね。
きちんと渋抜きができれば美味しく渋柿が食べられると思います。


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