埼玉県の川越祭りをご存知でしょうか。
川越市って埼玉の中でも人口が多くてさいたま市、川口市に次ぐ3番目の市なんです。
歴史も古くていい街並みなんですよね。
小江戸って言われるぐらいですからね。
川越市には歴史的建造物が現在も数多く残っています。
埼玉県の観光地としても川越は結構有名ですよね。
そんな埼玉県の川越市で毎年行われているのが川越祭りです。
川越祭りと言えば山車を思い浮かべる人も多いと思います。
川越祭りの山車の数は何台あるのでしょうか。
川越祭りの山車の値段やGPSについても紹介します。
川越祭りの山車の数
川越祭りは関東三大祭の一つとしても数えられています。
毎年2日間開催されるのですが90万人以上が訪れるお祭りです。
日本全国でお祭りは開催されていますがかなり大きな規模のお祭りですよね。
川越祭りの最大のみどころといえば山車です。
素晴らしい作りの山車が何台も町中をねり歩きます。
その行列を見ていると迫力もありますし豪華ですし本当に素晴らしいんですよね。
川越の道はそこまで広くはありません。
その道を時には2台の出しが並列になって進んだりします。
さらには山車同士が道ですれ違ったりしますからね。
このギリギリの光景は圧巻と言った感じです。
山車が町中をねり歩くのは昼間だけではありません。
夜には山車に明かりが灯り昼間とはまた違った様子を見せてくれます。
この暗闇に浮かび上がる提灯の明かりがなんとも綺麗ですよ。
川越祭りは山車の数もすごいんです。
さすが山車がみどころの1つと言われているだけのことはあります。
川越祭りの山車の数は全部で29台です。
この川越祭りの山車のうち10台は県指定有形民俗文化財に指定されています。
それだけ歴史の価値ある山車ということですね。
ただし毎年川越祭りで全部の山車が参加するわけではありません。
例年15台ほどの山車が川越祭りに参加します。
毎年参加する山車もありますがあまり参加しない山車もあります。
記念の年などでは29台の山車が全て川越祭りに参加します。
以下が川越祭りの山車の一覧になります。
No | 文化財 | 所有町 | 名称 | 作者 |
1 | 県指定 | 幸町 | 翁 | 仲秀英 |
2 | 県指定 | 喜多町 | 俵藤太 | 鼠屋五兵衛 |
3 | 県指定 | 元町二丁目 | 山王 | 仲秀英 |
4 | 県指定 | 大手町 | 天鈿女命 | 仲秀英 |
5 | 県指定 | 幸町 | 小狐丸 | 原舟月 |
6 | 県指定 | 仲町 | 羅陵王 | 仲秀英 |
7 | 県指定 | 松江町二丁目 | 浦嶋 | 仲秀英 |
8 | 県指定 | 志多町 | 弁慶 | 鼠屋五兵衛 |
9 | 県指定 | 六軒町 | 三番叟 | 仲秀英 |
10 | 県指定 | 今成町 | 天鈿女命 | 不明 |
11 | 市指定 | 松江町一丁目 | 龍神 | 川崎人形 |
12 | 歴史 | 元町一丁目 | 牛若丸 | 井筒雅風 |
13 | 歴史 | 宮下町 | 日本武尊 | 磯貝勝之 |
14 | 歴史 | 末広町 | 住吉大明神 | 井筒雅風 |
15 | 歴史 | 連雀町 | 太田道灌 | 西田光次 |
16 | 歴史 | 中原町 | 河越太郎重頼 | 川崎人形 |
17 | 歴史 | 三久保町 | 源賴光 | 磯貝勝之 |
18 | 歴史 | 西小仙波町 | 素戔鳴尊 | 青木人形 |
19 | - | 脇田町 | 徳川家康 | 川崎人形 |
20 | - | 通町 | 鍾馗(しょうき) | 不明 |
21 | - | 新富町二丁目 | 鏡獅子 | 川崎人形 |
22 | - | 新富町一丁目 | 徳川家光 | 津田人形 |
23 | - | 野田五町 | 八幡太郎義家 | 星野人形 |
24 | - | 仙波町 | 仙波二郎安家 | 友永詔三 |
25 | - | 岸町二丁目 | 木花咲耶姫 | 福田東久 |
26 | - | 菅原町 | 菅原道眞 | 川崎人形 |
27 | - | 南通町 | 納曾利 | 不明 |
28 | - | 旭町三丁目 | 松平伊豆守信綱 | 川崎人形 |
29 | - | 川越市 | 猩々 | 不明 |
※ 県指定:県指定有形民俗文化財
市指定:市指定有形民俗文化財
歴史:川越市登録歴史文化伝承山車
現在のところ川越まつりの山車の数は全部で29台です。
しかし今後川越祭りの山車の数は増える可能性もあります。
どの山車もそれぞれ装飾が違い見ごたえがあります。
この山車の装飾も川越祭りのみどころの1つです。
川越祭りの山車の値段
川越祭りの目玉と言えば山車ですよね。
めちゃくちゃ大きくて装飾も豪華です。
他のお祭りではなかなか見ることができない出しだと思います。
川越祭りで使われる山車を見ていて思ったのが値段はいったいいくらなんだろうということです。
お金の話はちょっと下世話ですがこれだけ豪華な山車だと値段が気になってしまいます。
きっとかなり高価なんだろうなというのは想像できますけどね。
川越祭りの山車の値段について調べてみましたが公式には公表されていないようです。
しかし値段についての情報をキャッチしました。
川越祭りの山車の値段は1台で約2億5000万円ほどするようです。
もちろん大きさや装飾によって値段も違ってくるでしょう。
実際のところの山車の値段は公表されていないのでわかりません。
しかし豪華な山車なので億超えの値段になりそうですね。
私が思っていたよりも完全に高かったです。
数百万円ぐらいか高くても1000万円ぐらいかなーと思っていたんですけどね。
ちょっと桁が1つ足りなかったようです。
2億5000万円という値段は新たに山車を作るとこれぐらいするということのようです。
川越祭りで使用されている山車は歴史もありますからね。
実際に歴史ある山車をそのまま買いたいとしても値段は付けられないという状態でしょうね。
川越祭りの山車にGPSが搭載!
2016年から川越祭りの山車が現在どこにいるのかGPSを使ってわかるようになりました。
しかもスマホ用のアプリもリリースされています。
川越祭りの2日間のためにアプリをリリースっていうのもすごいですね。
実は2014年の川越祭りからGPSの試験をしていたようです。
山車1台1台にGPSを設置しどこにいるか確認していたとか。
そして2016年から本格的に稼働しGPSで私達も川越祭りの山車の位置が把握することができるようになりました。
川越祭りの見どころというと1番は山車ですからね。
お目当ての山車を見たいということもあります。
そんな時にこのGPSが役立ってくれるということになります。
山車のルートやある程度の時間は公表されますが実際にどこにあるのかわかりませんもんね。
地図と一緒に山車の位置がわかるので目的の場所まで迷わずに行くことができます。
これはめちゃくちゃ便利ですね。
アプリでは山車の場所だけでなく休憩場所やトイレの場所も地図上に表示してくれます。
お祭りって楽しいですが疲れるんですよね。
ちょっと休憩したい時やトイレに行きたくなった時も便利ですね。
それにしてもお祭りにもGPSが搭載されるなんてすごいことになっていますね。
川越祭りは歴史のあるお祭りですしね。
歴史と先端技術の融合といったところでしょうか。
川越祭りの日程
川越祭りの開催される日程ですが以前とは変わっています。
以前は10月14日と10月15日の日付固定で川越祭りは開催されていました。
しかし1997年から川越祭りの日程は変更されています。
現在の川越祭りの日程は10月の第3日曜日とその前日の土曜日の2日間です。
川越祭りの日程は間違わないようにしましょう。
川越祭りが開催される日にはものすごい人の数になります。
川越祭りの来場者数は2日間で90万人以上ですからね。
過去の川越祭りの際には100万人以上の人で賑わったこともあります。
川越祭りはものすごい人です。
大人同士なら現在は携帯が普及しているのではぐれても問題ありませんが子供同士や子供連れの場合は注意です。
くれぐれもはぐれることがないようにしましょう。
ちょっとやそっとじゃ見つからない可能性もあります。
川越祭りの歴史
実は川越祭りは正式な名称ではありません。
えっ、と驚かれた人もいるでしょう。
一般的には川越祭りで馴染みがありますからね。
川越祭りの正式名称は川越氷川祭です。
川越氷川神社の祭礼ですが現在では川越祭り(川越まつり)と呼ばれています。
川越祭りは関東三大祭の1つに挙げられていて歴史も古く360年以上も前から行われている古いお祭りです。
この歴史から川越祭りは国の重要無形民俗文化財に指定されています。
国の重要無形民俗文化財だけでなく川越祭りはユネスコの無形文化遺産にも申請されています。
それだけ歴史価値のあるお祭りということですね。
川越は現在も歴史ある建造物が多く残っています。
その道を山車が通る姿は過去にタイムスリップしたように感じることさえあります。
川越祭りの時しか見ることができない光景ですね。
まとめ
川越祭りの山車の数は現時点で全部で29台です。
毎年全ての山車が運行されるわけではありませんが記念年には多くの山車が運行されます。
どれも大きく豪華な装飾がされています。
川越祭りの山車の値段についても調べてみました。
川越祭りの山車の値段は公式には発表されていません。
しかし新しく山車を作ると2億5000万円ほどするようです。
豪華な山車なので値段はかなり高いですね。
2016年から川越祭りの山車にはGPSが設置されスマホアプリで位置がわかるようになりました。
これで目当ての山車がいまどこにいるのかすぐにわかりますね。
山車にGPSを設置するという発想がすごいですね。
川越祭りは360年以上の歴史あるお祭りです。
国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
川越は小江戸とも呼ばれることが多いのですが川越祭りの時の川越の雰囲気は江戸時代のようにさえ感じます。
なんか風情があっていいんですよね。
埼玉県はあまり観光地がないと思っている人も多いでしょう。
確かに他の都道府県と比べると埼玉の観光地は多くないかもしれません。
しかし川越祭りに参加してみてください。
素晴らしい雰囲気を味わうことができると思います。