日本は最も四季を感じることができる国と言われることがあります。
もちろん四季があるのは日本だけでなく世界中にあるのです。
しかしこれだけはっきりと四季が分かれていて私達の日常に浸透しているのも日本ぐらいかもしれません。
季節を感じることができるのっていいですよね。
何気ない風景も変わりますし季節ごとに美味しい食べ物もありますもんね。
日本では昔から季節を大切にしており、四季折々のイベントがありますよね。
カレンダーを見ると季節の行事があるのがわかりますよね。
日常においても挨拶を思い浮かべると季節に関係する言葉が入ることが多いですよね。
日本では四季を分けるのに立春・立夏・立秋・立冬があります。
立春・立夏・立秋・立冬とはなんの意味のことなのかご存知でしょうか。
立春・立夏・立秋・立冬の日付いつなのでしょうか。
節分との関係についても紹介します。
立春・立夏・立秋・立冬の意味とは
立春・立夏・立秋・立冬を知るには二十四節気を知る必要があります。
二十四節気とは1年間を24等分する考え方で元々は中国で考案されたものです。
二十四節気で最も重要とされているのが夏至・冬至・春分・秋分です。
これら4つを二至二分といい順番は以下です。
冬至 → 春分 → 夏至 → 秋分
二至二分に次いで重要と言われているのが立春・立夏・立秋・立冬です。
これら4つは四立(しりゅう)といいます。
全てに「立」という漢字が入っていますよね。
二至二分と四立を併せて八節と言われます。
1年を8等分した言い方ですね。
八節の順番は以下です。
冬至 → 立春 → 春分 → 立夏 → 夏至 → 立秋 → 秋分 → 立冬
夏至・冬至・春分・秋分とは各季節の中間点を意味しています。
四立の立春・立夏・立秋・立冬とは季節の始まりを意味しています。
つまり立春・立夏・立秋・立冬の日から季節が切り替わるということなんです。
春分の日と秋分の日と夏至と冬至についても結構ごちゃごちゃしている人も多いでしょう。
春分の日と秋分の日と夏至と冬至については以下を参照してみて下さい。
>>春分の日・秋分の日・夏至・冬至の違いと関係とは?
立春・立夏・立秋・立冬という言葉は知っていましたが季節の始まりというのはあまり知られていなように思います。
私もこないだまで知りませんでした。
それぞれにきちんと意味があるんですね。
立春・立夏・立秋・立冬の日付はいつ?
立春・立夏・立秋・立冬とはなんなのかわかりました。
では立春・立夏・立秋・立冬はいつなのでしょうか。
日付が知りたいですよね。
立春・立夏・立秋・立冬は年によって若干ですが日付が変わります。
1日か2日程度変化するんです。
ですので毎年必ず同じ日付というわけではないんです。
立春・立夏・立秋・立冬の日付いつかというと概ね以下になります。
日付は年によって変わるので注意してください。
- 立春:2月4日頃
- 立夏:5月6日頃
- 立秋:8月8日頃
- 立冬:11月7日頃
このように単一の日付で立春・立夏・立秋・立冬を表すことが多いです。
しかし期間としても立春・立夏・立秋・立冬を表すことができます。
期間で立春・立夏・立秋・立冬を表す場合は以下の約15日間です。
- 立春:2月4日頃から2月19日頃の前日(立春から雨水の前日まで)
- 立夏:5月6日頃から5月21日頃の前日(立夏から小満の前日まで)
- 立秋:8月8日頃から8月23日頃の前日(立秋から処暑の前日まで)
- 立冬:11月7日頃から11月23日頃の前日(立冬から小雪の前日まで)
結構日付については覚えていないという人も多いでしょう。
実は私も日付までは覚えていません。
ニュース番組やカレンダーを見て今日は立春かーとか立夏かーと思う感じです。
特に日付までは覚えておく必要はないのかなと思います。
カレンダーに掲載されていることも多いですし調べればわかりますからね。
ただ覚えている人はすごいなと思います。
立春・立夏・立秋・立冬と節分の関係
節分ってありますよね。
一般的に節分は2月3日頃になります。
節分には豆まきをするという家庭も多いでしょう。
幼稚園や小学校でも2月3日の節分には豆まきをする行事を行ったり給食に豆がでることもあります。
家でもお父さんやお母さんが鬼の役になったりもしますね。
鬼を追い出し福を招き入れます。
節分ですが立春・立夏・立秋・立冬と関係があります。
節分は四立の前日のことです。
なので四立と同じように年によって節分の日も変わります。
現在では立春の前日のみ節分のイベントを行っていますが本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日が節分です。
つまり1年で4回節分があるということです。
節分という漢字を見るとわかることがあります。
「季節を分ける」と書いて節分です。
ですので立春・立夏・立秋・立冬の季節の始まりの前日が節分の日なんです。
現在では節分は立春の前日のみとなっていますがこれは春が一番重要という考え方からです。
春は新しい生命が誕生するので邪気を追い払おうということで現在では立春の前日の節分が残っています。
本来は節分が年に4回あるというのは知らなかった人も多いと思います。
私もついこないだまで節分は2月3日の年に1回だけだと思っていました。
私と同じように思っていた人も少なくないと思います。
節分はその季節の最後のことを意味し四立は次の季節の始まりを意味するということですね。
こうやって見直してみると面白いですよね。
立春・立夏・立秋・立冬と節分には深い関係がありました。
立春・立夏・立秋・立冬と季節のズレ
立春・立夏・立秋・立冬がいつなのか日付を見ましたがなんだか私達が感じる季節とはずれているように感じますね。
日本の四季はある程度均等に分かれているんですけどね。
それでも1ヶ月から2ヶ月ほど立春・立夏・立秋・立冬の方が私達が感じる季節よりも早い感じがしますよね。
二十四節気では1年を均等に分けているので私達が感じる季節とずれてしまっています。
あくまで立春・立夏・立秋・立冬は暦の上での季節の始まりですからね。
実際に私達が季節を感じるのとは違いますね。
気象庁では春は3月から5月、夏は6月から8月、秋は9月から11月、冬は12月から2月と定めています。
こちらの方がまだ季節的には私達の感覚と合ってるのかなと思います。
実際の気温や気候は毎年異なってくるので9月でもまだまだ暑くて夏だなーと感じることもあります。
逆に3月に入っても寒いなーと感じる年もありますよね。
立春・立夏・立秋・立冬が私達が感じる四季と異なるのはしょうがないことですね。
とはいえ四立が季節の始まりというのは納得する部分もあります。
例えば立夏であればその時期から徐々に暑くなっていきますもんね。
夏はもうすぐだなと感じることも少なくありません。
立冬も季節的には秋真っ只中という感じです。
しかしこの時期は朝晩と日中の気温差が広がってきます。
徐々に冬に移行しているのが感じられますね。
立春・立夏・立秋・立冬になったら次の季節の準備に入るのもいいかもしれません。
季節の変わり目は体調を崩しやすいですからね。
準備期間と考えるのがいいかもしれませんね。
まとめ
立春・立夏・立秋・立冬の意味とはについてでした。
立春・立夏・立秋・立冬は四立と呼ばれ季節の始まりの意味があります。
それぞれが二十四節気の1つです。
立春・立夏・立秋・立冬の日付はいつなのかについても紹介しました。
日付については年によって若干変わることもあります。
カレンダーなどにも掲載されていることが多いので覚える必要もないかもしれません。
立春・立夏・立秋・立冬と節分には関係がありました。
立春・立夏・立秋・立冬の前日が節分です。
現在では立春の前日の節分が有名ですが他の四立の前日も節分になります。
日本は四季を感じられる国です。
昔から四季を大切に思っていて現在も変わらないからなんですね。
昔からの習慣を大切にし新しいものも上手く取り入れていきたいですね。
これだけ四季のイベントや催し物がある国も珍しいでしょう。
1年を通して季節を感じたいものです。
今後も日本の四季を大切にしていきたいものですね。